接着接合の要は、「接着剤を知る」ことです。
接着剤には、接着接合のための様々な工夫が施されています。その工夫が、目的の接着接合に適しているかは、その「接着剤を知る」ことです。
産業用の接着剤には、メーカーが提示している「製品データ」があります。目的に合ったデータが記載されています。そして、説明文の最後に、「お客様の目的にあった条件を保証するものではありません。」といった内容が書かれています。
その通りです。接着剤メーカーでは、あくまでも参考となるデータを提示できますが、決定は、使う側で決めなければなりません。
「決める」…数ある種類、グレードがあるなかで、どのように選択していくか。そのためにも、「接着剤を知る」ことが大切です。
コネクトオール株式会社では、「接着剤を知」っていただくために、接着基礎講座や応用講座を開催しています。また、「接着剤を知」るために、基礎データの取得をしています。
例1)ひとつの接着剤(グレード)を深堀するために、異なる素材を用いて基礎強度を調べる
例2)素材を固定し、異なる接着剤(グレード)を横並びにし、基礎強度を調べる
例3)耐油や耐熱時強度などを調べる
数値をデータ化し、剥離した状態を観察することで、特徴(良さ、悪さ)を引張りだす作業をしています。